女性サラリーマンの大家が増えている?女性だからこそ不動産投資をする4つの理由
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不動産投資を検討している働く女性には、「女性サラリーマンでも大家はできる?」「働く女性が大家に適している?」といった疑問を持っている方が多い。

結論から言うと、女性サラリーマンの方は大家に適していると言える。

女性視点が不動産投資に生かせることや、ライフスタイルの変化に臨機応変に対応できるなどの理由が挙げられる。しかし、不動産投資には多くの注意点もあるため、失敗しないためにはそれをしっかりと理解しておくことが非常に重要である。

本稿では、女性に不動産投資が適している理由や、不動産投資をするときの注意点などについて詳しく解説していく。ぜひ最後まで読んで、不動産投資をする際の参考にしてほしい。

女性が不動産投資に向いている4つの理由

女性に不動産投資が適している理由は主に以下の4つだ。

  • 男性よりも女性の方が将来に対する不安を抱えている
  • ライフスタイルの変化に臨機応変に対応できる
  • 女性目線で不動産を選ぶことができる
  • 女性は細かい気配りのできる人が多い

それぞれについて詳しく解説していこう。

男性よりも女性の方が将来に対する不安を抱えている

女性は、以下の理由から男性よりも将来に対する不安を大きく抱えている。

  • 女性のほうが男性よりも長生きする可能性が高い
  • 女性は男性と比較して給与が少ない
  • 未婚率が上がり晩婚化が進んでいる

それぞれについて見ていこう。

・女性の方が男性よりも長生きする

日本の平均寿命を確認すると、女性のほうが男性よりも寿命が長い。

厚生労働省が2019年に公表したデータを見ると、男性の平均寿命は81.41歳に対して、女性は87.45歳と女性のほうが約6年も長いことがわかる。

<平均寿命の推移>

男性(歳) 女性(歳)
1955年 63.6 67.7
1960年 65.3 70.1
1965年 67.7 72.9
1970年 69.3 74.6
1975年 71.7 76.8
1980年 73.3 78.7
1985年 74.7 80.4
1990年 75.9 81.9
1995年 76.3 82.8
2000年 77.7 84.6
2005年 78.5 85.5
2010年 79.5 86.3
2015年 80.7 86.9
2018年 81.2 87.3
2019年 81.4 87.4
2040 年(推計) 83.2 89.6

出典:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書」より株式会社ZUU作成

さらに、上表からもわかるように、今後も日本人の平均寿命は伸びていくと予測されている。今後さらに女性の寿命が長くなっていくということは、老後の資金も多く必要になることが想定される。

・女性は男性と比較して給与が少ない

女性の社会進出が進んでいる中ではあるが、日本ではまだ男性と女性を比較して女性の給与が低いため、将来に対して不安を抱えている方が多い。

国税庁の「民間給与実態統計調査」(2019年)で平均給与のデータを見ると、給与所得者(1年通して勤務した人)の1人あたりの平均給与は436万円だが、男女別に確認すると男性は540万円(1万円未満を四捨五入)に対して女性は296万円(同)と女性のほうが244万円少ないことがわかる。

<平均給与>

平均給与 男性 女性
2017年 432万円 532万円 287万円
2018年 441万円 545万円 293万円
2019年 436万円 540万円 296万円

※1万円未満を四捨五入
出典:国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査」より株式会社ZUU作成

・晩婚化と未婚率の上昇

厚生労働省「令和2年版厚生労働白書」によると、初婚の年齢が男性は30歳を超えており、女性も29.6歳となっている。下表を見るとわかるとおり、日本では年々晩婚化が進んでいる状況である。

<婚姻年齢の推移>  

初婚男性(歳) 初婚女性(歳) 再婚男性(歳) 再婚女性(歳)
1990年 28.4 25.9 40.1 36.5
1995年 28.5 26.3 40.3 36.9
2000年 28.8 27.0 40.7 37.2
2005年 29.8 28.0 41.3 37.8
2010年 30.5 28.8 42.0 38.6
2015年 31.1 29.4 42.9 39.8
2016年 31.1 29.4 43.0 39.8
2017年 31.1 29.4 43.3 40.1
2018年 31.1 29.4 43.7 40.4
2019年 31.2 29.6 - -

出典:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書」より株式会社ZUU作成

また、未婚率も上昇している。50代でも未婚の方が増えている状況だ。

<年齢階級別未婚率>

男性(%) 女性(%)
2005年 2010年 2015年 2005年 2010年 2015年
20-24歳 93.5 94.0 95.0 88.7 89.6 91.4
25-29歳 71.4 71.8 72.7 59.1 60.3 61.3
30-34歳 47.1 47.3 47.1 32.0 34.5 34.6
35-39歳 31.2 35.6 35.0 18.7 23.1 23.9
40-44歳 22.7 28.6 30.0 12.2 17.4 19.3
45-49歳 17.6 22.5 25.9 8.3 12.6 16.1
50-54歳 14.4 17.8 20.9 6.2 8.7 12.0

出典:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書」より株式会社ZUU作成

このように晩婚化が進み未婚の方も増えており、今後もこの傾向が続く可能性はあるだろう。生涯独身の方も増えていく傾向にあると考えられることから、老後の不安を抱えている女性は少なくないはずだ。仮に生涯独身の場合は、安定した収入が必要になるため、長期にわたって資産形成を期待できる不動産投資は女性に向いている投資商品の1つと言えるだろう。

ライフスタイルの変化に臨機応変に対応できる

不動産投資は管理を管理会社に依頼できることから、男性と比較してライフスタイルの変化が大きい女性には適していると言える。

例えば、結婚や出産などライフスタイルの変化があったとしても、不動産投資は管理会社に管理を任せることで投資に充てる時間がなくても運用できる。

一方で、株式投資など値動きが激しい金融商品の場合は、株価のチェックや経済情勢といった情報収集になかなか時間が取れにくくなり、結果、損失するリスクが高まってしまう。

女性目線で不動産を選ぶことができる

女性目線で不動産を選ぶことができるのは、女性が不動産投資をするうえで大きな利点になる。

空室リスクを抑えるには、入居者に選んでもらう物件を購入することが重要だ。セキュリティや水回り、デザイン性など女性視点で住んでみたい物件を選ぶことで、入居者が決まりやすくなる面はあるだろう。

女性は細かい気配りのできる人が多い

女性は細かい点に気を配れる方が多いため、管理会社との細かいやり取りは男性より向いていると言われている。

例えば、定期的に打ち合わせをしてコミュニケーションを図ることや、日常的なちょっとした心遣いのできる人が女性には多いようだ。

管理費を支払っているとは言え、気持ちよく管理してもらうためにも、担当者と良好な関係を築くことは大切だ。

女性が不動産投資をする際の注意点

不動産投資をするときの注意点は主に以下の3つだ。

  • 独身のうちにスタートしたい
  • デザイン性にこだわり過ぎない
  • 収入減の時を想定したうえでの事業計画を緻密に立てる

それぞれについて説明していこう。

独身のうちにスタートしたい

女性は独身のうちに不動産投資を始めたい。

なぜならば、結婚後に自身が育休・産休を取得したときや、配偶者が育休を取得した場合は、年収が低くなるからだ。また、結婚することによってお金の使い方に変化が出る可能性もある。したがって、独身で自由にお金を使えるうちに始めるほうが無難だろう。

デザイン性にこだわり過ぎない

デザイン性にこだわり過ぎないことも重要なポイントだ。

前述したように女性目線で不動産を選定することが利点になり得るが、中にはこだわり過ぎてしまう方もいる。物件の選定で最も重視すべき項目は賃貸ニーズが高いことで、ある程度デザイン性について妥協することも頭に入れておきたい。

収入減の時を想定した上での事業計画を緻密に立てる

不動産投資は売却を考えなければ長期的な投資になるため、収入が減少したときを想定したうえで事業計画を立てる必要がある。

例えば、前述したとおり育休・産休を取得したときは世帯収入が減ることになる。また、今回のコロナ禍のように突発的なことが起きたときに、給与が減ってしまった方や、中には職まで失ってしまった方も多い。

このようなことが起きた時を想定したうえで、余裕のある返済計画を立てることが重要だ。

まとめ

働く女性が不動産投資をして大家になることには、将来の資金的な不安を解消できるさまざまなメリットがある。

メリットがある一方、不動産投資で成功するには注意すべきポイントもある。これから大家を目指している女性にはぜひ、本記事を参考にしてほしい。

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