重大な病気を予防するために健康診断は欠かせない。しかし、年1回しかない職場の健康診断や国民健康保険の定期健診だけでは、次回の健診までに病気の発見が遅れるリスクがある。富裕層は健康維持を投資と考え、「会員制高級人間ドック」での検診を利用しているという。どのような検査内容なのか、気になるその料金は?
富裕層が健康維持を投資と考える理由とは?
ある程度の金融資産を持つ富裕層は、資産形成を継続するためのコストを必要な経費と考えている。では、資産形成を継続するために重要なことはなにか。そのうちの1つは健康でいることだ。
いくら資産形成が順調であっても、途中で大きな病気をすれば働けなくなってしまうからだ。そうなると、結果として資産を増加あるいは維持できなくなる。ようするに、健康維持に自己資金を投下することは利益(資産形成の継続)のためである=投資(利益のために自己資金を投下すること)と考えているのだ。
トレーニングジムに通って体を鍛えるのも投資の1つだが、トレーニングだけで病気を防ぐことはできない。そこで富裕層は病気を未然に防ぐ、早期に発見するための方法の1つとして「会員制高級人間ドック」に通っている。
一般の人間ドックと会員制高級人間ドックは何が違うのか
富裕層が通う会員制高級人間ドックとは、提携する医療機関が医療サービスを提供し、事業会社が運営・管理する人間ドックである。ホテル並みのサービスを受けながら、高級感ある空間で健康診断を受けることができる。
大きな違いは検査料金、その差はなんと〇万円!?
一般の人間ドックとの違いは、一般ドックは検診と結果を見た医師からのアドバイス以外にとりたててサービスはないが、会員制ドックは検診以外にも異常があった場合の治療サポートや、検診後のフォローアップ検査、コンシェルジュサービスなどを受けることができる(施設によって細かいサービス内容は異なる)。