習い事漬けは無意味?成績がいい子どもを育てる親の共通点
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「子どもを名門校に入学させたい」「才能を伸ばしてあげたい」という親心で、幼い頃からの教育に力を入れる親も少なくない。しかし習い事や勉強をたくさんさせたからといって、子どもがエリートに育つ保証はない。むしろ、それがストレスやプレッシャーになり、子どもの才能や可能性を台無しにしてしまうリスクも指摘されている。

成績が良い子どもの親には「○○しなさい」という代わりに、気をつけている共通のことがあるようだ。ここでは、その共通点を見ていこう。

習い事漬けは最悪の場合心身の健康を損なうことも

「子どもの将来のために」と、子どもの時間を勉強や習い事で埋め尽くしてはいないだろうか?

英才教育の一環として幼児向けの塾や英語教育、体力作りにリトミック教室やスイミング、感性を養うためにピアノやバイオリン、家では母親がつきっきりで算数や漢字を叩き込み、本を読み聞かせる……これでは子どもは親の敷いたレールを歩いているだけだ。成長するにつれ、自分で考えて行動することを恐れるようになるかもしれない。

米専門家庭医のジョージ・シャノン博士は、自らの患者を通じた経験から、習い事を始める年齢が早すぎたり習い事の数が多すぎたりすると、「子どもによっては重度のストレスやプレッシャー、焦りを感じ、忍耐力のない短気な行動をとるようになる」と警告している。深刻なケースでは、親の期待に応えようとするあまり、心身の健康を損なうこともあるという。

成績が良い子どもに親がしている5つのこととは?

成績が良い子どもの親が、たくさん習い事をさせているとは限らない。重要なのは習い事を始める年齢や習い事の数ではなく、子どもの才能を発見し伸ばすことができるかどうかだ。ここからは、成績が良い子どもの親が実践している5つのことを見てみよう。